就活家族〜きっと、うまくいく

Unknown

ラストシーンに驚いた。
そういうことだったの?

ラストシーンは川と家と家族だった。
その映像から、40年前の「岸辺のアルバム」を思い出さずにはいられない。
就活家族の脚本家 橋本裕志は1962年生まれだ。「岸辺のアルバム」放映当時は15歳。15歳の男子があの番組を見たかどうかはわからない。しかし、脚本家を生業とする以上、ホームドラマを破壊したに等しい山田太一の問題作を知らないわけがない。

毎回、オープニングで多摩川の堤防が決壊して住宅が流されるニュース映像が流される。見るものはその結末を知った上でドラマの進行を見る。最終回、本当に主人公一家の家が流される。家族が必死に持ち出したものは一冊のアルバムであった。果たして一家はアルバムの中にしか残っていないのか、あるいはアルバムを拠り所として立ち上がるのか。どちらとも言えずドラマは終わる。

あれから40年。
あの家族の息子(国広富之)は、就活家族の父親(三浦友和)世代だろう。
そう思って昨日のラストシーンを見るとなんとも言えない。

こっそりラブホで密会を重ねていた八千草薫(当時46歳、専業主婦)に対して、黒木瞳は教員という仕事を定年まで勤め上げ、夫に離婚を言い渡し、新しい仕事にやりがいを見つける。ずっと若い。他の家族もだが、40年前の家族の秘密は、それこそ秘密にしなければならない性体験だった。40年経って、性の問題はグッと相対化され、仕事と家族に焦点が当てられている。そして結論は、仕事も家族もだ。

なんというか、時代は進んだんだとホッとした。
娘も息子も本当頼りないけど、まあいっか。
時代は進んだ。
何か見えそう。

そんなエンディングだった。

これは脚本家、橋本の山田太一へのアンサーなんだな
もちろん、私の勝手な思いだけど。
最終回のラストシーンでようやく膝を打ったので
もう一度、見直してみようとおもった今朝。 

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今日これまでに見たドラマ

ごちそうさん
 おかしいと思ったら言わないかん。 
 偉い人は聞く耳持たなあかん。
 無責任すぎたんやな。

 め以子さん、70年経ってますます無責任です(爆涙)

べっぴんさん
 思い出します、オイルショック。
 あれから40年。まだまだ反省してません。
 早く、大きく、もっともっとをいい加減やめなあかんよね。

嫌われる勇気
 う〜〜〜〜〜ん。

科捜研の女
 見ちゃうんだよねえ。なぜだろうね。

DVD ディストラクション・ベイビーズ 
 う〜〜〜〜〜ん。
 向井の約束は非常に良かった。