ほぼほぼドラマレビュー

ドラマが大好きです。地上波、BS、海外ドラマ、何でも見ます。で、なんか書きます。どうぞご贔屓に。

カテゴリ: 連ドラ

2017年4月のドラマでは
このCRISISと「フランケンシュタインの恋」がダントツと思う。
毎回二度三度とみて楽しんでいる。

特にCRISISは、平日夜九時の時間帯でフィルムノワールである。
感慨深い。

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文句なく今期ベストワンなのに、視聴率大低迷
ドラマ好きからは大絶賛
先週、今週とWBC放送と被ったので
タイムラインでは視聴難民が発生 
そんな
カルテット 

ほんと素晴らしいです。
なんたって竹薮、リアタイで見て、終わって即、録画を再生して
今、Tverで三度目見てるってくらいです。
まあ、いまオフシーズンで暇だからなんだけど、
オンシーズンでも二回は見ると思います。


キャストがいい。
松たか子/満島ひかり/松田龍平/高橋一生/もたいまさこ/宮藤官九郎
その他、みんないい。

時々とんでもなゲストが出て、高橋源一郎とか坂本美雨とか
それも楽しみで

音楽がいい。
弦楽四重奏で演奏されるドラクエのテーマとか
色々な曲が楽しい。

で、エンディングのキャストによるテーマ
椎名林檎作の「大人の掟」これがまたいい。

衣装もなんか楽しみ
満島ひかりのサロペットのポケットとか
高橋一生のソックスの中に入れられたズボンの裾とか

もう視聴者は画面の隅々まで目を皿のようにして見てる。
例えば、#9でアリスが投資してる株が急落。
スマホの画面を見て絶望してるとこ。
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この銘柄1120は架空のものだけどChlorocebusというのは#6に出てくるお猿さんの学名だって。そんなことがたちまちのうちに調べられてタイムラインに上がってる。それくらい何ひとつ見逃すまいとしている。

で、何と言っても脚本がいい。 
坂元裕二作品

坂元裕二といえば、
まず、1991 東京ラブストーリー
このころは育児真っ只中で竹薮は未見
でも名前を意識したのは
2007 私たちの教科書
2010 チェイス国税捜査官/Mother
2011 それでも、生きていく
2013 最高の離婚/ Woman
2015 問題のあるレストラン
そして
2016 いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう  

いずれ劣らぬ名作で、何度も思い出すだろう作品たち。

カルテットはこれまでとちょっとちがうことをテーマにしてると思う。
逆説的なポストTruthというか。
東京ラブストーリーは知らないけど、これまでの作品はそれぞれなんらかの困難があって、それを真正面から描いてきました。それに対して今回はその色々な問題を抱えた人たちの「その後」の「出会い」から始まります。

で、それぞれの過去はちょっと置いとくので「嘘」になる。
その上で選び取られた関係が大切に大切に紡がれていく。

#9では松たか子演じる早乙女真紀が、実は戸籍を買ってなりすましたもので、本当は山本明子だと告白されます。これは通常は犯罪です。通常はというのは世の中のルールではということです。

でもカルテットにおいては、それが何?
果たして、チェリストのすずめちゃんは「どうでもいい」と言いきります。カルテットにいた真紀さんはみんなのこと好きだった。それはこぼれるほどにあふれていた。こぼれたものが嘘のわけがない。そのことを私たちは知っている。だから信じて欲しいかどうか。そこが大事。もし、信じて欲しいとあなたがいうなら、前に進むことができる。

満島ひかりのシンプルな説得と
松たか子の「信じてほしい」は絶妙で
いやあ、いいものを見せてもらいました。

思えば、もうすでに社会の底は向けています。
例えば、
山本明子が早乙女真紀になれたように、
本当のことってわからない。
あるいは、山本明子が山本明子だってことだって、
それが本当ってどういう意味だろう。
私は本当に望んで山本明子なんだろうか。
山本明子の意味するところはなんだろうか。
ひょっとして私は本山明子じゃなかろうか。
で、本山明子ってなんだ?

要は、「私は私である」「ということにして」
「棚に上げて」毎日を送っているのです。

それなら、自分でなりたい自分になればいい。
そしたら、それが本当に自分になる。

ここで大事なのは、その自分を誰と共有するかってこと。
信じてくれる人がいないと真実にはならない。

アリスとの違いがそこに際立つ。
アリスの嘘は、誰とも共有していなかった。
だから騙したことになる。

でも、真紀さんにはカルテットがあった。
カルテットは四人いてカルテットで、だから本当になる。

この辺り、胸が温かくなります。

思えば、問題のあるレストランあたりから坂本作品は群像劇になってますね。
で、今回は見事に世の中とは別の真実を作り上げました。

真紀さんの「元夫」は「僕に知ってる真紀ちゃんはそういう人です」といい、姑は世の中の常識と自分の気持ちの間で迷います。

世の中ではどうであれ、わたしはこう。わたしたちはこう。
これがポストTruthの今だけでなく、
いつもいつも、幸福に至る道だとカルテットが言ってます。

さて、一年後の最終回。
真紀さんが「ちょっと行ったお手洗い」から戻ってきます。

何を見せてくれるんでしょう。
本当に楽しみです。



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BSのプレミアムよるドラマの枠
この枠ではママゴトが良かった。
まあ、色々雑多で枠そのものの位置付けははっきりしてないかな。

ほんとは火曜の夜なんだけど 、月曜の夜の再放送をみた。
ブシメシを録画してて、その流れで録画された感じ。

その「嘘なんてひとつもないの」

ところが、よかった。
予想外によかった。 

主人公の青年は七年間引きこもっているが
パイロットになりたくて、延々シュミレーターを使って飛行訓練を積み
机上の勉強は十分に行なっている。
問題は、ちゃんとパイロット養成の学校に入学して
資格を取らなければならないが、年齢制限があり、
今年がその最後の年。
切羽詰まっている。

その青年がネット上で
もしも、空を飛べたら。。。と書いた女性と出会う。
彼女は引きこもり一年。

青年は引きこもりでは空を飛べないと
七年引きこもった知り合いがいると嘘をつき
アドヴァイスをする。
果たして彼女は青年のアドヴァイスを聞き入れ
ミッションをどんどんクリアし、ついにはアルバイトまで決めてしまう。

ところが自分は全然クリアできない。
二つ目のミッション、夕方の駅前でスポーツ新聞を買うというのも
二度三度と失敗している。
しかし、彼女に会おうと言われ
必死にクリア
ヘトヘトになりながらも、ささやかな達成感を持ち
帰宅。

そこにまさかの「ドッキリ」告知
人助け、ドッキリという番組で
どうやら母親が仕掛けたらしい。

これは残酷だ。
とてつもなく残酷だ。

昨年、ポケモンGOで拡張現実ARという言葉が広まった。
これはVR(仮想現実)とは違って、人工的に作られた情報世界といわゆる現実は繋がっている、重ねられているというものだ。ゲームをする者にとって、ポケモンがそこ(現実)にいる。

だから、青年は拡張現実の中で、実際に飛行訓練をしていたし、
ネット上で一年引きこもりの女性と七年引きこもりの自分を結びつけ
拡張現実を生きていたのだ。

それなのに「ドッキリ」だ
ドッキリだということで、
これまでのことは「嘘」であり「なかったこと」だったことになる。
本当にひどい。

果たして第二回
今夜どうなるのか。

青年は須賀健太くん
第一話では彼しか出てこない
(母親がちょこっと)

引きこもりの現実の彼は終始、真横から撮られ
めちゃくちゃ不細工
髪は長く伸びて重そうで
額の丸いのがなんだか本当にカッコ悪い
シュミレーターの前の彼はパイロットの帽子でちょっと可愛い
正面から撮る時は彼は自分を見つめている時とか

この辺の画面の作り方も面白かった。

嘘なんてひとつもないというタイトルは
やはり現実ってなに?ということだと思う。
今夜、野球で遅れるはずのカルテットと同時刻なんですが、第二回どうなるのか。
かなり期待してます。

先週に引き続き野球で伸びてるから、
カルテット始まるまで、嘘の戦争みるかな。











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金曜日って「三匹のおっさん」の他は深夜時間帯で、バイプレーイヤーズ、山田孝之カンヌ映画祭なんで、いまひとつ寂しい。あ、そうかNHKのドラマがあるな。4月には新体制できちんと全貌を把握しておこう。

さて下克上受験 
これは原作もので、原作はノンフィクションだそうで、受験中リアタイでブログ更新されていたものを書籍化したとか。そう思ってみるとちょっとびっくりなんだけども。

中卒の夫婦が、娘を中学受験させる話なんだが、キモは親塾で成功させるということ。
自分で言うのもなんだが、私は受験指導を仕事にしているけど、親塾はやりたくない。こないだ、傾聴のワークショップに参加したが、講師の先生は自身のお子さんには怒ってしまうとのことだった。と言うわけで、親塾?無理!なんだが、このお父さんはやる。

そのために
仕事を辞める。その理由が勉強と仕事の両立が困難だから。
なんやそれ、仕事は部活か?と突っ込みたくなる。
でも、それが事実なんだと言われれば、そうですかとしか言いようがない。

第9話で驚くのは母親も仕事を休むことだ。
徹底的に閉じてしまうこの家族。大丈夫なのか?

就活家族とは反対の方向だ。

でも。。。
ふと思うんだけど、この父親、勉強や受験が楽しかったのではないか。
自分ができなかったことを子どもでやり直したのではないか。
そんな気がしないでもない。

その証拠が公式サイトの今週の俺塾の内容
これがなかなかのもので毎回読ませる。
この人、本当に勉強したんだなとわかる。
真剣に勉強してないとわからないことが書いてある。
例えば、ジャネーの法則「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」を持ち出す。
中学受験の場合、子どもが受験勉強をしている時期は10歳から12歳あたりだ。
仮に親が40歳だとすると、
子どもは
生涯の10分の1程度の感覚で時を過ごしているのに、
親は
生涯の40分の1の時を過ごしていることになる。
(略)
子どもが立っている地球は、親よりもかなりゆっくり公転しているんだ。

親が時間がないと焦ってるのは自分の尺度だから。
子どもの立場に立てば、時間はたっぷりある。
これはわかる。子どもは本当に一年で変わる。

濃密な時間を過ごしているのだ。
この父親は、偏見や予断なく、状況を受け止め感じて考えたんだろうな。
こんなのもあった。

受験には親子バトルがつきもの。子どもが出来ないとイライラするのは当然だと思う。何とか出来るようになってほしいと願う気持ちがあるからキレてしまうんだ。

でもキレるときってどんなときだ? よく考えると自分は出来て子どもは出来ないときじゃないか? 漢字なんかがそうだな。子どもが書けない漢字でも親は知っていることが多いからさ。つまり、優位なときにキレるんだ。例えば社会の山地山脈を全部言えない子どもにキレるかな? 自分も出来ないときは見て見ぬふりするはずだ。それはずるい。さすがにずるい。自分がキレるときがどんなにずるいときか認めることが大切だと思うんだ。 

えらい!!
こう言う親を表現するキャストとして阿部サダヲと深沢恭子は良かったな。
 
こんな経験ができるのは条件が揃わないとできない。
この夫婦は、中卒で学歴こそ低かったが 、
そのほかの社会資本(社会資本)は持っていた。
職場や友人知人や、親や、みんなが応援してくれていた。
<貧困>ではなかったからできた。

そして一つの経験に集中して濃密に取り組んだからこそ、
次の段階ではきっと開いていけるんだろうな。

学歴があっても社会資本(人間関係)がないとやばい。
学歴と社会資本(人間関係)どっちが重要かというと
社会資本に決まっとる。

塾の中でも
こいつは絶対になんとかしちゃると講師に思わせられるか否か。
ここが社会資本の形成力で、これを持ってる子は強い。

この父親はそれを持っていた。
そういうことだね。 







就活家族〜きっと、うまくいく

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ラストシーンに驚いた。
そういうことだったの?

ラストシーンは川と家と家族だった。
その映像から、40年前の「岸辺のアルバム」を思い出さずにはいられない。
就活家族の脚本家 橋本裕志は1962年生まれだ。「岸辺のアルバム」放映当時は15歳。15歳の男子があの番組を見たかどうかはわからない。しかし、脚本家を生業とする以上、ホームドラマを破壊したに等しい山田太一の問題作を知らないわけがない。

毎回、オープニングで多摩川の堤防が決壊して住宅が流されるニュース映像が流される。見るものはその結末を知った上でドラマの進行を見る。最終回、本当に主人公一家の家が流される。家族が必死に持ち出したものは一冊のアルバムであった。果たして一家はアルバムの中にしか残っていないのか、あるいはアルバムを拠り所として立ち上がるのか。どちらとも言えずドラマは終わる。

あれから40年。
あの家族の息子(国広富之)は、就活家族の父親(三浦友和)世代だろう。
そう思って昨日のラストシーンを見るとなんとも言えない。

こっそりラブホで密会を重ねていた八千草薫(当時46歳、専業主婦)に対して、黒木瞳は教員という仕事を定年まで勤め上げ、夫に離婚を言い渡し、新しい仕事にやりがいを見つける。ずっと若い。他の家族もだが、40年前の家族の秘密は、それこそ秘密にしなければならない性体験だった。40年経って、性の問題はグッと相対化され、仕事と家族に焦点が当てられている。そして結論は、仕事も家族もだ。

なんというか、時代は進んだんだとホッとした。
娘も息子も本当頼りないけど、まあいっか。
時代は進んだ。
何か見えそう。

そんなエンディングだった。

これは脚本家、橋本の山田太一へのアンサーなんだな
もちろん、私の勝手な思いだけど。
最終回のラストシーンでようやく膝を打ったので
もう一度、見直してみようとおもった今朝。 

 ***************

今日これまでに見たドラマ

ごちそうさん
 おかしいと思ったら言わないかん。 
 偉い人は聞く耳持たなあかん。
 無責任すぎたんやな。

 め以子さん、70年経ってますます無責任です(爆涙)

べっぴんさん
 思い出します、オイルショック。
 あれから40年。まだまだ反省してません。
 早く、大きく、もっともっとをいい加減やめなあかんよね。

嫌われる勇気
 う〜〜〜〜〜ん。

科捜研の女
 見ちゃうんだよねえ。なぜだろうね。

DVD ディストラクション・ベイビーズ 
 う〜〜〜〜〜ん。
 向井の約束は非常に良かった。
 

東京タラレバ娘 かなり不評みたい。
我が家でも、私はどうでもいいんだけど、夫が大笑いしながら見るもんだから、付き合って木曜夜視聴。夫は完全に漫画扱い(漫画クラスタの方ごめんなさい)



 例えば『東京タラレバ娘』2週連続自己最低!30歳なのに全員幼稚とか
あるいは「東京タラレバ娘にリアリティがない理由とか 
すごい有様。
それなのに、視聴率は2桁キープ
インスタのフォロワーは24万人
それはなぜ?

リアリティがないから、スカスカで週半ばの夜にはケラケラ笑ってちょうどいいとか
本当に漫画みたいな、花とか星とかグサッとかの実写化が面白いとか
個人的にはレバちゃんの声がPerfumeのあーちゃんでツボとか
ジブリ星野(坂口健太郎のこと)がどうなるのか気になるとか

つまりどーでもいい娯楽的興味で見てるわけです。

その結果、今回は割と進んだかな。
金髪ことジブリ星野はトリックスターか狂言回しの立場で、
今までは単に「たらればさん」と揶揄するにとどまっていたのが、
今回は倫子と香の背中を押した。

考えてみれば、高校生と余命いくばくもない教師の結婚という大逸脱の果てに、
妻を失うという若くして余生を歩む金髪には、うってつけの立ち位置かもしれない。
若くして大人にならざるを得なかった金髪と
いつまでたっても大人になれないタラレバ娘たち
さらに、ダメバンドマンとダメダメ不倫男はさらにガキ。

それぞれ年齢相応のところに落ち着いてめでたしめでたしなのか。

ガキな割に自分たちのズルさを確認したあたり、
ひょっとしたらなんとかなるのか?

まあ、期待しないでみる。

大島優子がまるでずっと前から女優だったように見えること。
あと10年もしたら、榮倉奈々とか吉高由里子よりもずっとドラマ界に常駐しているような気がする。

スタイリストさんたち頑張ってる。
毎回毎回、彼女たちの衣装、いい感じにできてる。良すぎず悪すぎず、彼女たちにふさわしい。
大島優子のメガネいいかもと思ってて、税金の還付金がきたら買うかも。

東京タワーがきれい。
毎回、東京タワーとジブリ星野のカットがあって、
かなりのお得感を醸し出している。

それにしても、
いつ恋、逃げ恥、ときて、こんなもの見せられるんだから
日本のドラマ界って良くも悪くも本当なかなか。

***************

今日見たの
朝ドラ二本
べっぴんさん
 どうにも英輔さんの二重まぶたが気になって。
 ちょっとアイラインこすぎるでしょ。     
ごちそうさん
 め以子が4500円もの借金をして買った米を炊き、
 おにぎりを振る舞う
  ふとっぱらやなあ。
    アホやから、後先かんがえんのですわ。
    アホの仏やな。
  果たして、アホの仏の慈悲によるものか、
  息子が一人戦地から帰ってきて
  銀シャリのおにぎりを頬張る。
    この瞬間のために4500円借金したんだと
  見るもの全てが涙するシーン  
スリル 黒、赤
相棒シーズン10 #6
    研ナオコ演じるアンルーリー。
 相方のトランペッターもうちょっといい男ならな
ERシーズン4 #4
     自分を見失った人を助けることはできないよ
   なに言ってるの、
     そういう人たちこそ助けなくちゃ 






 

日曜9時。TBSのキムタク主演「A LIFE」と競合してるので大苦戦。
A LIFEが18%にたいして大貧乏は5%全然勝ち目はない。

でも私は「大貧乏」派(笑
なぜかというに日曜の夜に、いい大人のロマン主義や実存問題なんか見たくないから。
だいたい、浅野忠信とキムタクの芝居が違いすぎる。
松山ケンイチとか及川光博とか集めて、まるで「巨人」みたい。
楽しみは、田中泯の江戸弁。ちょいちょいとやってる柄本明。

というわけで、
日曜9時はリアルタイムではNHKの「刑事フォイル」を見て
翌日録画で「大貧乏」、最後に「A LIFE」を見る。

「大貧乏」はタイトル通り、貧乏人と女子供が一つの企業に挑む話だ。
一応武器は伊藤淳史演じる柿原真一という弁護士。大きな個人事務所を経営しているが、チビでブサイクなコンプレックス男。子供っぽい正義感と法知識がアイデンティティ。しょっちゅう失敗して敵に出し抜かれてほぞを噛んでいる。

でも、非力なものたちが人生を投げ出さずに泣いたり笑ったり裏切ったり騙したりしながら、結局のところ織り合わされて一つの流れを作っていく様が微笑ましい。

超優秀な外科医とかやり手の大病院経営者とかが、欲求と倫理の間で葛藤してとかいうのよりずっといいと思う。どうかな。

#9のグッドシーンは奥田瑛二演じる天満の企みを一般主婦である小雪に説明するために、アソシエイト弁護士(ジャニーズ系)が紙芝居をやるところ。ベストシーンは保育園の卒園アルバムに載せる写真を撮るところ。子供達は、母子写真ではなく、いつも一緒の伊藤淳史や成田凌と一緒がいいという。でも大人は、それは色々と問題になるから、家族だけで撮ろうという。

なんども押し問答がなされ、何度目かの言葉をもう一度言う。
「家族じゃなくてもいいよ」
血の繋がってるのだけが家族じゃないとか、カッキー(伊藤)春くん(成田)だって家族だとか言わない。ただただ、家族じゃなくてもいいと言う。このシンプルさっていいと思う。ストレートだ。

と言うわけで、
大貧乏を最後まで気持ちよくみようと思う。






 

テレビ東京の土曜ドラマ枠
4作目 ようやく本気の作品になりました/
これまではコメディタッチだったけど、いきなりノアールです。

金と銀  徹底的に裏社会、地下社会の話。
もう大変。毎回、これまでの概略が出ますから、これからでもどうぞ。
毎回のゲストがなかなか好演、怪演しています。
これも見もの。
今回は柄本明
すごいです。

柄本演じる蔵元はギャンブルを生業にしており、フィクサーでもある。
その蔵元子飼いの国会議員を買うべく、池松壮亮演じる主人公森田と、その師匠筋平井(リリーフランキー)は勝負に乗り込む。平井が、キングメーカーになって国を飲み込むため。

勝負は麻雀。
その麻雀がすごい。1ツモ100万 !
それはそれとして、

今朝、録画を見たのだけども、朝から大変な一言を聞きましたよ。
怪演柄本が言い放つ

「地獄を見つめて生きるより
 希望を持って死にた〜〜〜〜〜〜い!!」

これは地獄を見つめる勇気のない貧乏人が
辛抱できずに最後の勝負に出て大敗し、
それに対して言う言葉。

これは。
朝からお腹の底に響きましたよ。

地下社会ならずとも、地獄を見つめなければ、希望は見えないでしょう。
希望はないと思い定めなければ何も始まらない。
「人口減少と衰退を引き受けるべき」「みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい 」
と言う上野千鶴子の発言が炎上するのは、そのことが徹底されていないからだと思います。

大変。
 


今午後の民放はほとんどワイドショーで、
ドラマの再放送をしてるのはテレ朝だけ。
他にはフジテレビが メディアミックスαと言う枠1時間だけ再放送してます。
ドラマよりもワイドショーなんですね。
以前は地上波で午前にもドラマあったなあ。

この第3シリーズは、首都直下型地震に見舞われた東京でも救命救急を扱ってます。
朴訥だが決して折れない進藤先生(江口洋介)を中心にドクター、ナースのほか
ボランティアとしてドクターの弟役で小栗旬が
娘が入院している政治家役で、仲村トオルが出演しています。
小栗旬若い。で垢抜けない。
それと尾野真千子も平のナースで出てます。
天才、尾野真千子もチョイ役からなんだなあとしみじみします。
2005年の放送ですが、その時には尾野真千子のこと全く知りませんでした。

それはさておき、3.11からもうすぐ6年。
ようやく、午後の時間帯にひっそりこれを放送しようと思えるようになったんですね。
2005年は、阪神淡路大震災から10年でした。
最終話(今回の3.3放送分)では、登場人物がもう限界という状況になって
その時、進藤先生が神戸の新聞社から二枚の写真を取り寄せます。
震災当時の写真、同じアングルの10年後の写真
はっきり復興が見える。
「あの写真に写っているのが人間の生命力だ」
進藤先生の言葉です。

感動ポルノという言葉があります。
もとは、障害者に対して言われる言葉で「障害者が障害を持っているというだけで、感動をもらった、励まされたということです。頑張ってるね、偉いねみたいなお涙ちょうだいのこと。

第3シリーズもそれに近いかも。

でも、そうは言い切れない、制作サイドの頑張りが見られると思います。
ボランティアの勝手さ。政治家の無力さ。東京に依存した現在の日本のあり方。親子のこと。夫婦のこと。個人の力の限界。などなど、極限状況で見られる様々な問題を素直に取り上げていたと思います。
ゴールデンタイムのエンターテインメントとしては悪くないとしておきたいです。

3.11を経験した今から見ると、首都直下型地震のリアリティがかつて以上に感じられ、何ヶ月もの不便な生活に耐えられるだろうか。耐えられるだけの人的資源を持っているだろうか。たくさん思うところがあって、個人的には感動ポルノでは終わらない作品でした。

来週からまた新シリーズになるようです。
見るかな、どうかな。


 

ネット上ではこの番組はオカムスと言われてるらしい。
信田さよ子さんがそう書いてる。

で、オカムスが終わった。
母と娘はお互いを捨てあって
次の一歩を踏み出した

捨てるのではなく捨てあう。ここだな。
母親の親友も絶交を言い渡す。
言い渡した後で、訪ねた母に、話を聞いてあげてもいいわよという。
父親も、家を出るといいながら、一緒に行こうという。

スクラップアンドビルドだ。

問題を共有するという意思。
そして、言い合う。
これが、できればほとんど問題は解決してるんだよね。

娘が自分の好きなものが何か考えるというシーンがあった。
うちの息子たちにそんなことは絶対ない。
親に支配されてない証拠だ。
ほっと安心

今、うちは安心できない状況だけど。

安心できない多くの人々が
このドラマをきっかけに声を出しているようだ。
それはとてもいいことだ。
そうなるために、このようなドラマはある。

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